今日はタイトルにもある通り、私のダイエット観がガラリと変わることになった引き寄せの法則について話してみようと思います。
お察しの通り引き寄せの法則は心理学というよりはスピリチュアルな分野のお話になります。
もしかしたら、最近のスピリチュアルブームで名前くらいはご存じの方も多いかも?
この宇宙に働いている一番強力な法則…
というとなんだか怪しさ満点で身構えてしまいそうですが、ぜひ私の逆引き寄せエピソードを見ながら、ご自身の体験も振り返りつつ読んで頂けたらなと思います。
もがけばもがくほど深みにハマって抜け出せなかった私の辛いダイエットを180度変えてくれた、奇跡のような法則です!(胡散臭い!笑)
思考は現実化する?
引き寄せの法則のお話をする前に、私が初めてこの手のスピリチュアルな話に触れた時のことを少しお話しします。
私が最初に引き寄せに出会ったのは、潜在意識のことを心理学方面から学んでいた時のことです。
初めに知った引き寄せのキーワードは「思考は現実化する」。
ざっくり内容を説明すると「思考していることが行動になり、行動が現実になっていきますよ〜」「だから思考=自分への言葉がけには気をつけましょうね〜」という感じです。
ですがこの法則を知った時、私が最初に思ったことは「嘘だ!全然叶ってないじゃん!」でした。
思考が現実になるのであれば、私はとっくに北川景子や石原さとみになっているはずだーーー!と。
大人気美人女優はさておき…笑
こんなに強く「痩せたい、痩せたい」と思っているのに、20年近くその夢が叶っていないのはおかしいと思ったのです。
「どんな思考でいるかなんて所詮気の持ちようでしょ」「そんなことより効率的なダイエット方法が知りたいんですが」と斜に構えていた当時の私。
そんな私が数年後に「思考が大事です!」「心が大事です!」と言っているなんて、きっと以前の私は信じられないでしょう。
そんな訳で、一度は全力でスルーした潜在意識とダイエットの関連性。
後にこれが現実に起こっていたと知ることになります。
それもスピリチュアルな方面から。
引き寄せの法則
引き寄せの法則は「似たものは引き寄せられる」という法則です。
身近なところで「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、人は自分と似たような人を引き寄せています。
量子物理学でいうところの波動とか周波数というやつです。
同じ周波数のもの同士が引き寄せ合います。
誰かと気が合うことを「波長が合う」とも言いますよね。
こんな風に人は、自分が発しているエネルギーと似たような“人”や“物”や“出来事”を意図せずとも勝手に引き寄せている、というのがこの法則です。
そしてこの法則を使って願望を実現するためには、常に願いに焦点を当てて意識を向け続けていればいいというのです。
意識を向けるだけなんて超簡単じゃない?と思いますが、実は色々と細かいルールがありまして…
いくつか重要な部分をご紹介すると
- 自分が放った波長と同じものを引き寄せる
- 意識を向けたものが引き寄せられる
- 過去に意識を向けて引き寄せたものが、今現実になっている
- 願望に強い感情を伴うと、強力な引き寄せが起こる
- 引き寄せの元になる思考には「否定形」がない
というような感じ。
これを見てピンときた方、正解です。
私は長年「痩せたい」と願いながら、自ら「辛く太ってしまう現実」を引き寄せてたんです。
「痩せたい」と思いながら太ってしまうのはなぜか
分かりやすいところで、私がパーソナルトレーナーとして働いていた時のことを例にしてみましょう。
この時は、お客さんはダイエットに成功していくのに自分は一向に痩せない、むしろ過食の頻度が増えて太っていくという、人生最大のダイエット鬱期を過ごしておりました。
頼るべくは精神科orスピリチュアルの究極の選択で、西洋医学と実用書が相棒だった私が、人生初・占いと見えない世界を学び始めた頃のことです。
当時、私はお客さんより痩せていない自分に意識を向けて、常日頃「痩せたい」と思っていました。
一刻も早く痩せないとお客さんからの信用を失いかねないと思っているので、とても焦っています。
鏡に映るたび、太っている自分をありありと実感するのでいつも苦痛です。
食事は頑張って1200kcalに抑えようとしていたので、ご飯のたびに「これだけしか食べられない」「いつも鶏胸肉で、美味しいものは全部我慢しなければならない」と思い、不足感や不満を感じています。
常にこんな風にネガティブな思考が自分を責め立てて、「自分はダメなやつ」「こんな私には価値がない」と思っています。
ストレス度がMAXを超えて振り切れている状態。過食しては罪を重ねる犯罪者のような気分です。
どんな気持ちと聞かれたら絶望感と言っても過言ではない状態だったと思います。
まとめると
- 「太っている自分」を認識して、強い焦りや不足感、自分への無価値感を感じている
- 食事に対して「これだけしか食べられない」「こんなものしか食べられない」という不足感と不満足を感じている
- 過食して自己嫌悪しながら「ダイエットしなきゃやばい」という現実に直面している
この引き寄せの発端は「痩せたい」と思いながら、その実「私は痩せていない」という“ない”がベースになった不足感を感じている点です。
引き寄せの法則には否定がないというルールがあるので、「太っているのは嫌だーー!」と思っていても、結果引き寄せられるのは「太っている」現実になります。ややこしいですね。
残念ながら宇宙さんは「嫌だ!」の部分を汲み取ってくれないんです。空気を読んでほしい。察して乙女心…!
つまり、これでは「自分は太っている」と強く意識しているのと同じことになります。
しかも「焦り」という強い感情を伴っているので、のちに「太ってしまって焦る」という現実がやってきます。
「ダイエットを意識しない方がやせる」と言われることがあるのは、これが理由です。
ダイエットを意識するあまり「今太っている自分」に意識が向きすぎて、ネガティブな感情になってしまったんですね。
感情はエネルギーなので、現実創造を加速させます。
食事に対しては「これっぽっちしか食べられない…」「こんなものしか食べられない…」と不足感と不満足をいつも感じているので、「減量食を我慢して食べている今」→「減量食を我慢して食べている未来」→「ずっと満たされず満足できない食事」がループします。
食べても満たされず満足できない食事が続くと、どんな気持ちになるでしょうか?
もっとたくさん、しかも普段我慢しているものを逆に食べたくなってしまいますよね。
そのうちに抑えきれない食欲が爆発して、痩せたいのに食べてしまうという状況が引き起こされやすくなります。
私の場合はさらに最悪なことに、太っている自分への自己嫌悪や無価値感を感じていたので自分を嫌悪する状況として「過食」を引き起こしていました。
過食しては自分の努力を台無しにする、無限ダイエット地獄の完成です。
やっぱり思考は現実化していた
ということで、引き寄せの法則でのスピリチュアルな学びが、私の思考(潜在意識)がちゃんと現実化していたことを証明します。
目の前の現実は寸分の狂いなく、過去の私が創り出したものだったのです。
この事実は望まない現実を目の前にしている人にとって非常に耐え難く、信じ難いことだと思います。
私がこの辛い状況を自ら創っていたなんて、自分で自分が幸せになるのを邪魔していた訳ですから、そんな訳ないと否定したくなるのも頷けます。私もその一人です。
ですが、自分で創った現実なら、自分でいくらでも創り変えることができます。
私が太っているのは親の教育が悪かったせい、小さい頃の家庭環境のせい、仕事のストレスのせい…何かにつけて人のせいにして痩せられない言い訳をしていましたが、そうではなかった。
私が太る選択をしていたから太っていたと認めること。
それは正直かなりしんどいことでしたが、同時に希望もありました。
「私のせいで太ったなら、私が変われば痩せられる」
「私の思考が現実を創っているなら、変えるべきはまず思考から」
分かったつもりでいたけれど本当の意味では理解できていなかった、健全な自責の意識。
ダイエットを通しての気づきでしたが、依存体質だった私が「自分の人生は自分で創っていく」という嬉しい自己責任の意識を育てるきっかけになりました。
執着を手放す
自分の過去の思考が今の現実を創っているのなら、今目の前の現実を変えようとするのは難しい。
じゃあ思考を使って、どうやってより良い現実を創っていくか?
その方法が「今この時の思考に意識を向け続け、望むものだけを見て、ボジティブな思考で気分良く過ごす」というものです。
私がダイエットの負のループから抜けるためには、まずダイエットにまつわることで嫌な気分になるのを防ぐ必要がありました。
当時、ダイエットにまつわる多くのトラウマを抱えながら、満身創痍のメンタルに鞭を打って行動していたので、私がやることは一つでした。
ダイエットをやめること。
20年以上ダイエットに命を捧げ、ダイエットしていない時がなかった私です。
しかも、仕事はダイエット指導を行うパーソナルトレーナー。
そんな大袈裟なと思われるかもしれませんが、私というアイデンティティの死のような決断でした。
「ダイエットをやめよう」「自分を楽にしてあげよう」
そう思ってダイエットを手放した時。
「何にもなくなっちゃったな〜」と途方にくれながら、不思議な安堵感を感じました。
長年感じていた焦りや不安から解放されて、安心したんだと思います。
そして拘りを捨ててみて初めて、自分がダイエットに“執着”していたことに気が付きました。
執着を捨てて本当の願いが見えた
ダイエットをやめてしばらくは廃人のように過ごしました。
寝ている時とBTSを見ている時以外は、ダイエットのことを四六時中考えていたような人間です。急に暇になっちゃったんですね。
最初はひたすら暇な時間は寝て過ごしました。
寝ることで思考が止まるので、ネガディブなことを考えてモヤモヤするならいっそ寝てしまうのもおすすめです。
健全な思考になるには元気になるしかありません。
寝ることは、元気になる=自分のニュートラルポジションに戻ってくるまでの応急処置のような感じです。
そのうちに食欲も正常になり、ネガティブ思考も治まってきました。
元気になると、今まで気になっていたけど時間がもったいないからとやらないでいた趣味に再チャレンジすることができるようになりました。
お風呂で歌ったり(田舎だったのでお隣も遠い)、音楽を聴きながらお散歩したり、夕日を見ながら公園で缶酎ハイを傾けたり。
意味もなく、ただ“今”を感じて過ごす日々。
効率も目標達成も、やらなきゃいけないタスクも一旦横に置いて、好きなことに集中する時間が日常に5分でも10分でもできたことで毎日が楽しくなってきたんです。
ずっとしなければならないと思い込んでいたダイエットから追われることがなくなって、「幸せって身近にあったんだな〜」と日々を味わえるようになりました。
今振り返ると、以前はダイエットがうまくいった日はいい日で、うまくいかなった日は最悪の日くらいに感じていたんだと思います。
自分を追い詰める思考から離れたらストレスが50%(当社比)くらい軽減されて、なんなら日常で幸せを感じられるようになったので、次第に過食が治りました。
去年の年末頃週に2回はあった過食が、今年に入ってからは1回だけです。
過食が治って3ヶ月程経った頃、体重は4kg減ったところで安定しました。
今まで我慢していた好きなものも、食べたいなと思った時に食べていたにも関わらず。
「今までの努力ってなんだったんだろう?好きなものを食べてこの体重を維持できるなら、もうこのままでもいいかな」
「でもダイエットを手放すのだからもうパーソナルトレーナーは続けられないな」
そう思って改めて人生を考え直すために、自分に1つ質問をしてみました。
「お金も時間も気にせず、なんでもやれるなら何がしたい?」
さあ、なんでも言ってごらん!海外に行きたいかな?全然違う仕事にチャレンジしてみたいかな?という寛大な気持ちでいたのですが、出てきた答えが…
「今の体型のままでもいいけど、やっぱり痩せてみたいな〜!」
だったんです。なんということでしょう。
(お金も時間もあったらやりたいことが「いいプロテイン買う」とか「マシンピラティスを習う」とかだったんです。結局身体づくりしたいんかい!笑)
執着を手放すと、元々の夢がどうでも良くなってしまうことがあると聞いていたのですが、私の場合「やっぱりやりたいことだったんかーい!」というオチでした。
人生をダイエットに捧げてきた女の執念、恐るべし…。
引き寄せを知って人生がどう変わったのか
こうしてダイエットによって引き寄せを知り、引き寄せによって再度ダイエットにチャレンジしようという新たな目標ができました。
しかし、これ程までに「痩せたいけど、痩せられない」「知識もあるのに痩せられない」人を、私は他に見たことがありません。
正直、パーソナルトレーナーとしてダイエット指導に当たるのに、最高難易度のクライアントは私自身なのではないかと思いました。
でも潜在意識と引き寄せの法則を知って“ダイエット”という願望実現にも応用できると気付いた時、「この法則をみんなに伝えたい!!」とも思いました。
「これを克服できたら、同じような悩みを抱える女性たちの役に立てるかもしれない!」
私の人生はなぜうまくいかないのだろうと嘆いていた私でしたが、「人生は自分で創れる」という引き寄せの法則を知り、自分の人生の責任を取る覚悟が決まりました。
そして、今まで学んできた実践的なダイエットの知識に潜在意識や引き寄せの法則という目に見えない力の学びをプラスすることで、「ダイエットで悩む女性の力になりたい」という人生の目的を見つけることができたんです。
終わりに
なんだか壮大な夢の話になってしまいましたが、私が潜在意識や引き寄せという今までと全く違う視点を得たことで、ダイエットに対する考え方が大きく変わったというエピソードでした。
何かに総合的に取り組むことをホリスティック◯◯と呼ぶようなのですが、私が目指しているのはホリスティックなダイエットなのかなと最近やっと気がつきました。
ホリスティックとはなんぞや?というところなのですが
ボディ・マインド・スピリット
の3つの側面から人間に働きかけていこうという考え方です。
あえて日本語で言うなら肉体・精神・魂です。
実はこのボディ・マインド・スピリット、身近なところだとピラティスでも大切にしている考え方なんです。
レイキも同様で、肉体的・精神的・感情的・霊的に働きかけて、4つとも癒せるヒーリング技法になります。精神的と感情的がマインドにあたります。
すでに色々な形で学んでたのに完全にスルーしていたという、恐るべき潜在意識のサーチ機能…(この場合意識してなかったので気づけなかったというアン・サーチ機能ですが)
どこから取り組むかはお好みで良いと思いますし、ボディのことに取り組んでいたらマインドやスピリットも癒された〜というケースもあります。
今「ダイエットがなんかうまくいっていないな〜」思っている方がいたら、ご自身がまだ取り組んでいない部分に取り組んでいくと活路が見つかるかもしれません。
私個人としては食事や運動といったボディにまつわることばかり取り組んで、マインドとスピリットを置き去りにしてきたので、
- スピリチュアル(引き寄せや占星術など)
- 心理学(潜在意識)
- レイキヒーリング
- インナーチャイルドヒーリング
- 瞑想
- 内観ノート
- ボジティブな言葉
を学んだり、実践したことでうまくまとまったのではないかと予想しています。
ホリスティックに取り組むことによって、もしかしたらダイエット以外でも長年のお悩みが解決することがあるかも!
長くなりましたが、最後までお付き合いくださった皆さま、ありがとうございました☺️
誰かの気づきになれたら嬉しいです。