今回は最近あった「やっちまった」感満載のダイエット失敗経験についてシェアさせて頂きます。笑
すっかり久しぶりのブログ更新となりましたが、これには理由がありまして…
実はこの2ヶ月の間自分の中でかなり振り幅広めの変化があり、ダイエット指導を引退しようかと思っていました。(笑い話です)
実は
この2ヶ月で約5kg太りました。
今回はその経緯となった「引き寄せでダイエットできるのか?!」検証と私の盛大な失敗体験をシェアしていこうと思います!
【結論】引き寄せの法則でダイエットできるのか
先に結論だけサクッとお伝えしておきます。
5kg増えたということは結果的に失敗しているわけなのですが、引き寄せをダイエットに応用しようと考えている同志たちに一言。
気持ちも大事だけど、気持ちだけで現実を変えるのは難しい。
望む現実を手に入れるためには適切な行動をすることが本当に本当に大事
どうか私の屍を超えていってください…!😇
【経緯】引き寄せの法則で楽して痩せられたらいいな
身もふたもないことを言うと「楽して痩せたい」
これが今回の出来事の発端です。笑
私は数年前に引き寄せの法則や潜在意識について知り、自分のネガティブな思い込みを手放すことでドカ食いをやめることができました。
無茶な食べ方をすることが減ったので、実際に体重も7kg減らすことができました。
こんな感じで今までうまくいかなかったダイエットに光が見えたことで、自分の中でムクムクと欲が出てきてしまいまして…
引き寄せの法則をさらに応用していけば今よりもっと楽に効率よくダイエットできるんじゃない!?という発想に至ります。
そして検証のためと称して暴飲暴食をした結果、5kgの体重増…パーソナルトレーナーなのになんてこったという次第でございます。
ただ5kg増えただけでは盛大に転んだだけになってしまうので、転んでもタダでは起き上がらないぞ!とブログにしたためるために重い腰を上げました。(物理的にもメンタル的にも)
事の次第を要約すると、
- 引き寄せの法則は私の儚い願望を叶えるための道具ではなく、ただ常にはたらいている真理である
- 思い通りになんてならないけど、思った通りになってる
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私は北○景子にもなれなかったけどギャル○根にもなれなかったということです。
経緯をご存じない方には分かりづらい例えでしたね。
北川景子になれなかった話(引き寄せを知って過食を克服して7kg痩せた時のこと)はこちらの記事です
【仮説】ダイエットしない方が痩せるのか?
引き寄せの法則は似たものが引き寄せ合うという法則です。
『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話より引用
お金、仕事、恋愛…あらゆる願望実現のために利用される引き寄せの法則。
もちろんダイエットも例外ではなく、この件についてもQ&Aが書籍に載っていたり多数の体験談がネットに書かれていたりします。
そして人によっては「ダイエットしようとすることで太る」「痩せなきゃと思った時点で体脂肪がついていく」という意見もあり、ここでじゃあ一体どうやって痩せればええねんという疑問が生まれました。
書籍でも「ダイエットしようとすることで太る現実を引き寄せる〜」というようなことが話されている場面もあります。
ダイエットしようとすると太るなら、ダイエットをしなければ痩せるのか?
果たして「ダイエットをしない」というダイエットは可能なのでしょうか。
ダイエットに人生を捧げてきた私としては、どーーーーーしても気になってしまったんですね。
『エイブラハムの引き寄せの法則』でダイエットについて書かれていること
引き寄せの教科書といえば『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』
書籍を参考にしながら、リサーチの段階で分かったことは
- ダイエットすることは理想の体型になるためのプロセスに抵抗の波動を生む
- 多くの人は痩せた自分(理想の状態)ではなくい太っている自分(問題)にフォーカスしている
- 食べ物に対して「美味しい」という喜びの感情以外に「こんなものを食べたら健康に悪い」という恐れや不安を抱いている人が多く、この恐れや不安が病気や肥満を招いている
- 「これを食べたら太る」と思って食べれば太る
- 同じものを同じように食べても、太る人と太らない人がいるのは信念の違い
- 元々の抵抗が強い程、抵抗の波動が弱まるのに時間がかかる
- 食べ物との関係を改善するのには3ヶ月から半年の期間が必要
というような感じです。
ダイエットに関してネガティブ感情が伴う人が多いから、結果もネガティブなものになるというイメージでしょうか。
「同じものを食べても太る人と太らない人がいるのは体質の違いでは?」と突っ込みたい気もしますが、エイブラハムからしたらそれも信念の差なのだとか。
私も毎日食べ放題してもスリムな体型でいられる信念を持ちたい…!!!
これを踏まえて
- 何かアクションを起こしてダイエットしようとするのをやめて
- 食べる時に「美味しい!」という喜びの感情を感じて
- 「これを食べても私は太らない」という信念を持てれば
無理なく自然に痩せていくのではないか?という仮説が生まれました。
引き寄せの法則ダイエットなら栄養の知識は不要?
引き寄せの法則を提唱しているエイブラハム曰く、食べ物に対してLOVE & HATEの状態になっているミックスバイブレーションの人がとても多いということです。好きだけど、嫌い。食べたいけど、食べたくない。
食事と健康については日夜研究が進んでいる分野でもあり、数年前には良いとされていた糖質制限が今では良くないと言われていたり、身体に良いと言われ流行った食べ物に何らかの疾患リスクがあると発表されたり…
このトピックについて学び始めると最初につまづくのが「じゃあ何を食べるのが正解なんでしょうか?」というところだと思います。
私は普段食事指導をするときに栄養学に基づく健康的な食事の知識をベースにしています。
栄養学を型としつつ、その上でガチガチに何かを制限したり禁止したりしないようにあえてクライアントさまには
「食べちゃいけないものなんてないんですよ」
「好きなものは工夫しながら食べましょう」
「その時の気分に合わせてグラデーションのように食べ物を選んでいきましょう」
とお伝えすることが多いのですが、今回のリサーチで大きな葛藤を覚えることになりました。
栄養の知識を身につけることで、その人の食行動を縛ってしまうことになるのではないかという葛藤です。
クライアント様の食べ物に対するLOVE&HATEの状態(食への恐怖・不安)を作っているのは私では?と思ったんですね。
知らなければ幸せだったという情報が五万とある中、誰かにとっては栄養に関する知識がその息苦しさを産んでしまうかもしれない。
小麦や乳製品やお酒、お菓子などのジャンクフード、揚げ物…
上記のような一般的に控えると良いと言われている食品を控えて、栄養価の高い食品を適切なタイミングで適切な量食べるように食事を改善していくと、今までのクライアント様には良い変化を感じて頂けていました。
でももし、これがただの「気の持ちよう」という食べる時の波動の状態によるものだったら?
そもそも何を食べても意識の差で同じ結果が得られるなら、食事指導って必要なんだろうか…と思ってしまったんですね。
これが冒頭でお話した、ダイエット指導を引退しようかと思ったもう一つの理由です。
好きなものを好きなだけ食べて痩せるのか?
そんな美味しい話があったら飛びつきたい。
ということで、本当に飛びつきました。
もはやダイエット的生活習慣が染み付いていたので、全部やめて好きなものを好きなだけ食べることにしました。
以前過食から脱却した時にやめたダイエット程度では生ぬるい!
もはやこれ確実にアウトだろ(ダイエット的に)という食べ物をむしろ積極的に食べてみようという快楽全開のチャレンジです。
以前メンタルを追い詰めまくって過食が止まらなくなったときにやめたことは
- ハードな筋トレをやめる
- 1日1200kcalのカロリー制限をやめる
- ダイエット食品をやめる
- 身体が喜びそうなものを満足できる量食べる(食べすぎない)
- 食べたい好物があったら我慢せず食べる
という感じでした。
今回は「もう全部気の持ちようなのだったらハメを外しちゃっても太りませんよね?」という謎の強気姿勢で
- ラカントをやめて普通のお砂糖を使う
- 砂糖を使ったジュースも飲んじゃう
- 食事にタンパク質がいなくても気にしない
- 筋トレどころか散歩もサボる
- カップラーメンOK
- 小麦製品、カレー、スナック菓子なんでもどうぞ
- 牛乳も解禁!カフェオレ、ココアもお好きなだけ
- 体重なんか測ってたまるか
という方針でスタートしました。もちろん食事記録やカロリー計算もしません。
書いていて嫌な予感しかしない…!
実録!引き寄せの法則でダイエット
引き寄せダイエット1ヶ月目
体重計に乗らないというのも引き寄せ的にはオススメアクションだそうです。
ですが私の場合、体重計に乗らない日々はむしろソワソワして落ち着きませんでした。
染み付いた習慣を断つのはなかなかハードです。
天然のゼロカロリーシュガー・ラカントをやめるのにも勇気が入りました。
新しい信念の強化には、うまくいっている事例を探すと良いとのこと。
世の中の多くの人が普通の砂糖を使ってるし、エイブラハムは砂糖は別に悪いものじゃないって言ってたしな…と自分を納得させます。(普通のお砂糖ってこんなに安いんだ!と衝撃)
夕方の散歩が日々の日課で雨の日でも小雨なら行っていたのですが、これもダイエットアクションになってしまうのではないかと思い頻度を減らしました。
本当に散歩したい時以外は行かないようにしたので1/3くらいの頻度です。
自分が心地よいと思うことは行動に移していきます。
そして、食べすぎるからとあまり買わないようにしていた小麦製品やスナック菓子、カップラーメンも解禁しました。
これを食べれば太るという信念があれば太るのであれば、逆にいえばこれを食べても太らないという信念があれば太らないということ…!
一切の禁止も制限もなくし、私が何でも食べるようになったので主人も喜び一緒にホットケーキを食べるのが楽しみに。
お酒は全く飲まなくても平気なのですが、あえて2回ほど晩酌してみました。これに関しては翌朝コンディションが良くないので習慣にはなりませんでしたが…。
そんな感じで「何を食べても大丈夫」という1ヶ月を過ごし、この時点での体重は2kg程の増。
増えてますが???
そして結局体重計乗っちゃうんだというツッコミは一旦横に置いておき、焦る気持ちを落ち着かせリサーチした内容を確認します。
- 元々の抵抗が強い程、抵抗の波動が弱まるのに時間がかかる
- 食べ物との関係を改善するのには3ヶ月から半年の期間が必要
そうか、まだ抵抗が弱まり始めたばかりだからしょうがないのかもしれない。
そう思って気を取り直して絶対にダイエットしない生活を続けました。
引き寄せダイエット2ヶ月目
2ヶ月目に突入した頃、スパイスカレーと焼き菓子作りにハマります。
知り合いのお店で1日ランチ出店できる機会があり、「人に食べさせる料理に一切の妥協なし」という思いで日夜研究に励みました。2週間ほぼ毎日カレー生活です。
(お陰様でカレー出店は大変好評を頂き、素敵な人ともたくさん知り合えて出店自体は最高でした!)
カレー出店無事完売しました✌️✨
・10種のスパイスのチキンカレー
・四角豆とココナッツの南インド風
・紫玉ねぎのアチャール
・自家製豆乳ヨーグルト pic.twitter.com/uNEg9iSPOZ— Chie | ウェルネストレーナー (@chiefu___) October 23, 2022
焼き菓子作りは小学生の時から好きだったのですが、ダイエットとの両立ができないからと封印した趣味の一つです。
なぜ封印したか?作った分全部食べてしまうからです…!
本当にこれで大丈夫でしょうか?という脳内ツッコミが入ると、大食い女子の動画を見たり飲食店経営でカレーやお菓子を作っているけど痩せている方を探したりして、引き続き新しい信念の強化に取り組みます。
私もギャル曽根みたいに好き放題食べて太らなかったらどんなに幸せだろうかと。
ですが、次第に違和感も…。
「私は本当にこんなにたくさんラーメンやパスタや寿司を食べまくりたいのだろうか?」
何だか見ているだけでお腹いっぱいになってきます。あの細い身体のどこにこんなに大量の食べ物が吸い込まれていくのでしょうか。
「もしかしたら私は、ジャンクなものを大量に食べたいわけではないのでは…?」
何だか不安が顔を出してきましたが、ここまでくるともはや意地です。
食べすぎても気持ち次第で何とかなるんだから大丈夫!!というポジティブを通り越し、アグレッシブな気持ちで食事に挑むようになります。
果たして何に挑み、何と戦っていたのでしょうか。
「こんな生活じゃ太る」という信念と戦っていたんです。
もはや、ダイエットを頑張らないというダイエットをめっちゃ頑張ってる状態だったのです。
引き寄せダイエットは失敗
ということで、引き寄せダイエットという名の好きなものを好きなだけ食べて痩せるのかというチャレンジは2ヶ月で5kg増という悲しい結果に。
お酒を飲んだ時の「翌朝コンディションが良く無いからやめよう」という身体の感覚を大切にする姿勢が他でも働けばこんなことにはならなかったと思うのですが、食べ物に関する愛と憎しみが強すぎて私には無理でした。
何も健康的な習慣まで止めることなかったのではという声が聞こえてきそうですが、石橋は叩き壊して川を渡るスタイルの私です。
妹には「ちーねぇが地雷踏みまくるから私は安全な道を選べる」と言われたことがあります。我が妹ながら懸命な判断です。
私の真似を絶対にしないでください!
という悪いお手本として、逆に参考にしてください…という気持ちで冷や汗をかきながら執筆しています。
どうか皆さんは安全な道を健やかに歩んで行ってください…!
結局自分に嘘はつけない
今回の一連の流れを全て振り返って思うのは
自分には嘘をつけないんだなということです。
そして信念を無理やり変えることはできないということ。
エイブラハムも言及していましたが、自分が苦手なトピックに関しては尚更です。
今回、普段控えているジャンクなものをむしろ積極的に食べたり、ダイエットのために取り組んでいたことを一切やめてみたりしたのですが、振り返ってみるとダイエットしない言い訳になっていたと気がつきました。
そして、一見食べ物から解放されたようでいて、むしろ不自由になっていました。
ダイエットにストイックになりすぎた時は自分の食べたい気持ちを無視し続けて挫折するというパターンでしたが、今回は食べたくないけど好きだから食べ続けるという、食べたくない気持ちを無視していたのだと今なら分かります。
実はこの食べたくないけど食べたという状況は、ダイエットの相談でも割とよく聞く話でもあります。
お腹いっぱいだけど目に入ったからつい食べてしまったとか、
誰かの残り物を捨てるのはもったいないと思って食べたとか、
むしゃくしゃしたから手当たり次第に食べたとか。
本当の本当の本当は?身体は、心は、どう感じている?
引き寄せの達人たちはこの自分の本音に潜っていくのが得意な人が多いなという印象です。
自分が今感じていることを上手にキャッチできたら、ダイエットも引き寄せも加速していきそうな気がしています。
ダイエット成功のポイントは自分にぴったりな型を見つけること
ダイエットに対して、辛い・苦しいというイメージが強く嫌な気持ちになる方も少なくないとは思うのですが、本来は健康になるための手段のはずですよね。
私は食事を整えたり運動したりすることは、ココロとカラダのバランスを取り戻すことだと考えています。
より生き生きとした本来の自分に戻っていくイメージ。
このバランスの取り方が元々上手な人はやはり存在するのですが、それも言わば才能です。
ダンスが上手いとか、計算が得意とか、走るのが早いとか、そんなイメージ。持って生まれたその人の資質だと思います。
では私のように、それが苦手な人が上手に食べ物を選ぶにはどうしたら良いのか?
そんな時にある程度の制限というか枠組みというか、一種の“型”のようなものとして、栄養の知識がとても有効なのだと思います。
栄養の知識を身につけて、その上で身体と心が喜ぶ食べ物を賢く選択していく。型の中で選んでいく自由です。
そして、個々に理想とする体型やライフスタイルや価値観が違うので、自分の心地よい状態・理想の状態にその型を調整していきます。
心と身体と精神この3つが調和していくと、努力を努力と感じずに楽しみながら継続していくことができるようになり、心地よい習慣としてその人の一生の財産になっていくのではないでしょうか。
「型にはめてしまうのは良くないのではないか?」
という葛藤ですが、型があることで調和が生まれるのだと気づき、やっぱり栄養学の知識ってものすごく価値あるものだと確信できました。
2週間カレー三昧とか、好きなだけお菓子食べ放題とか、最初は喜びの方が優っていましたが、どんなに美味しくても好きでも次第に飽きてきます。
適量でやめておけば「美味しかった」で終われますが、食べ過ぎれば満腹すぎて苦しくなったり翌日以降の胃腸の調子に響きます。
徹底的な無秩序を経験したことで、私には私にぴったりなオーダーメイドの型が必要で、型があるからこそ自由があるのだと思いました。
型にハマって型を破り、自分の型を作っていく。
ダイエットにも守・破・離が大切なんですね!
ということで、やっぱり完全なフリースタイルは難しい“快”に流されやすい人間なので、思考と感覚の両輪で健康的な身体づくりをしていこう!と身の引き締まる思いでおります。(本当に引き締めたい)
おまけ: メンタル的な変化について
以前は体重が増えるとさながら黒髪になったハウルのように「痩せてないと生きてる意味がない…」としょぼくれていたのですが、今回こんな風にブログのネタにできるだけのポジティブマインドが育ってきたことに我ながら驚いています。
この辺りは気分の良い思考を選ぶという引き寄せの基本が生きているように思います。
なので今回のチャレンジの結果は引き寄せを否定するものではなく、信念が変わっていないのに無理するもんじゃないという教訓です。
むしろ信念通りの結果を引き寄せていますからね。
そして肉体のことは肉体の理に則るのがやはり確実です。
何が明日の身体を作るのか?
それは、今日の選択・行動です。
今回は太る行動→太るという結果を招きました。
ということは、やせる行動を適切に取っていけば痩せるという結果が手に入るわけです。
強固な信念を捻じ曲げるより、信念に乗っ取って健康的な生活をコツコツ続ける方が簡単かもしれません。
引き寄せの法則は宇宙に働く法則の1つであって、願望実現のための裏技ではありません。
結局そう都合よく痩せる魔法はなかったわけですが、引き寄せで伝えられていることの多くは心を整えてどんどん望む現実をつくるために行動していきましょうということだと解釈しています。
その過程で勝手に起こっていくのが引き寄せ。みなさん、理想の自分になりきって行動しましょう!
ではでは、今後もこんな成功体験や失敗体験をシェアしていきたいと思いますので、引き続き見て頂けたら幸いです。
最後までお付き合いくださった皆さま、ありがとうございました!