私は女性専門のパーソナルトレーナーとして200名以上の方のダイエットやボディメイクをサポートした経験を活かし、現在はダイエット専門のカウンセラー兼ヒーラーとして心と身体を健やかに整える方法について発信しています。
すっかり久しぶりのブログ更新となりました。
残すところ2022年も2ヶ月を切りましたね、早いものです。
久しぶりの更新になったのには理由がありまして…
実はこの2ヶ月の間自分の中でかなり振り幅広めの変化があり、ダイエット指導を引退しようかと思っていました。
全然笑い話なのでライトな感じで見て頂ければと思うのですが(もはやネタです)
この2ヶ月で約5kg太りました。
ダイエットをやめたいという気持ちに向き合いすぎて逆に無秩序生活を強いるという暴挙に出た結果、もうダイエットについて「何も言えねえ…」という事態に。
自分の増量の才能を甘く見ておりました。成人式後に1ヶ月で5kg増量した時に次いで人生2番目の新記録です。
行き着くところまで行き着いて自分の中で悟りがあったため、ブログに書いておこうとやっと重い腰を上げました。(物理的にもメンタル的にも)
事の次第を要約すると、北川景子にもなれなかったけどギャル曽根にもなれなかったということです。
自分以外の何者かになろうとしてはいけませんね。
そんな訳でダイエットと引き寄せに関して私の中で1つ進展がありましたので、今回もその気づきをシェアしたいと思います!
※ダイエットと引き寄せについて以前書いた話(北川景子になれなかった話)はこちらの記事です

ダイエットを意識しない方が痩せるのか?
お金、仕事、恋愛…あらゆる願望実現のために利用される引き寄せの法則。
もちろんダイエットも例外ではなく、この件についてもQ&Aが書籍に載っていたり多数の体験談がネットに書かれていたりします。
そして解釈する人によっては「ダイエットしようとすることで太る」という意見があり、「ダイエットをしない」というダイエットが可能なのか、ダイエットに人生を捧げてきた私としてはどうしても気になってしまったんですね。
リサーチの段階で分かったことは
- ダイエットすることは理想の体型になるためのプロセスに抵抗の波動を生む
- 多くの人は痩せた自分(理想の状態)ではなくい太っている自分(問題)にフォーカスしている
- 食べ物に対して「美味しい」という喜びの感情以外に「こんなものを食べたら健康に悪い」という恐れや不安を抱いている人が多く、この恐れや不安が病気や肥満を招いている
- 「これを食べたら太る」と思って食べれば太る
- 同じものを同じように食べても、太る人と太らない人がいるのは信念の違い
というような感じです。
これを踏まえて
- 何かアクションを起こしてダイエットしようとするのをやめて
- 食べる時に「美味しい!」という喜びの感情を感じて
- 「これを食べても私は太らない」という信念を持てば
無理なく自然に痩せていくのではないかという仮説が生まれました。
食事指導は食べ物に対して不安を抱かせてしまうのではないか?という葛藤
引き寄せの法則を提唱しているエイブラハム曰く、食べ物に対してLOVE & HATEの状態になっているミックスバイブレーションの人がとても多いということです。好きだけど、嫌い。食べたいけど、食べたくない。
食事と健康については日夜研究が進んでいる分野でもあり、数年前には良いとされていた糖質制限が今では良くないと言われていたり、身体に良いと言われ流行った食べ物に何らかの疾患リスクがあると発表されたり、このトピックについて学び始めると最初につまづくのが「じゃあ何を食べるのが正解なんでしょうか?」というところだと思います。
私は普段食事指導をするときに栄養学に基づく健康的な食事の知識をベースに
- 食べちゃいけないものなんてないんですよ〜!
- 好きなものは工夫しながら食べましょう!
- その時の気分に合わせてグラデーションのように食べ物を選んでいきましょう!
という視点で進めていくのですが、このリサーチをしていて大きな葛藤を覚えることになりました。
栄養の知識がその人の食行動を縛ってしまうことになるのではないかという葛藤です。
知らなければ幸せだったという情報が五万とある中、誰かにとっては栄養に関する知識がその息苦しさを産んでしまうかもしれない。
小麦や乳製品やお酒、お菓子などのジャンクフード、揚げ物…一般的に控えると良いという食品を控えて、健康的な食品に置き換えたり頻度を増やしたりしていくと、身体に何らかの良い変化を感じて頂けます。
でももし、これがただの「気の持ちよう」という食べる時の波動の状態によるものだったら?
そもそも好きなものを食べていても意識の差で同じ結果が得られるなら、食事指導って必要なんだろうか…と思ってしまったんですね。
これが冒頭でお話した、ダイエット指導を引退しようかと思ったもう一つの理由です。
好きなものを好きなだけ食べて痩せるのか?
そんな美味しい話があったら飛びつきたい。
ということで、本当に飛びつきました。
もはやダイエット的生活習慣が染み付いていたので、全部やめて好きなものを好きなだけ食べることにしました。
以前過食から脱却した時にやめたダイエット程度では生ぬるい!
もはやこれ確実にアウトだろ(ダイエット的に)という食べ物をむしろ積極的に食べてみようという快楽全開のチャレンジです。
以前メンタルを追い詰めまくって過食が止まらなくなったときにやめたことは
- ハードな筋トレをやめる
- 1日1200kcalのカロリー制限をやめる
- ダイエット食品をやめる
- 身体が喜びそうなものを満足できる量食べる(食べすぎない)
- 食べたい好物があったら我慢せず食べる
という感じでした。
今回は「もう全部気の持ちようなのだったらハメを外しちゃっても太りませんよね?」という謎の強気姿勢で
- ラカントをやめて普通のお砂糖を使う
- 砂糖を使ったジュースも飲んじゃう
- 食事にタンパク質がいなくても気にしない
- 筋トレどころか散歩もサボる
- カップラーメンOK
- 小麦製品、カレー、スナック菓子なんでもどうぞ
- 牛乳も解禁!カフェオレ、ココアもお好きなだけ
- 体重なんか測ってたまるか
という方針でスタートしました。もちろん食事記録やカロリー計算もしません。
書いていて嫌な予感しかしない…!
ダイエットになりそうなことを一切断つという逆にハードなダイエット
体重計に乗らないというのも引き寄せ的にはオススメアクションだそうです。
ですが私の場合、体重計に乗らない日々はむしろソワソワして落ち着きませんでした。
染み付いた習慣を断つのはなかなかハードです。
天然のゼロカロリーシュガー・ラカントをやめるのにも勇気が入りました。
でも世の中の多くの人が普通の砂糖を使ってるし、砂糖は別に悪いものじゃないって言ってたしな…と自分を納得させます。(普通のお砂糖ってこんなに安いんだ!と衝撃)
夕方の散歩が日々の日課で雨の日でも小雨なら行っていたのですが、これもダイエットアクションになってしまうのではないかと思い頻度を減らしました。
絶対散歩したい時以外行かないようにしたので1/3くらいの頻度です。
そして食べすぎるからとあまり買わないようにしていた小麦製品やスナック菓子、カップラーメンも解禁しました!
私が何でも食べるようになったので主人も喜び(?)一緒にホットケーキを食べるのが楽しみに。
お酒は全く飲まなくても平気なのですが、あえて2回ほど晩酌してみました。翌朝コンディションが良くないので習慣にはなりませんでしたが…。
そんな感じで「何を食べても大丈夫」という1ヶ月を過ごし、この時点での体重は2kg程の増。
え、増えてますが。
そして結局体重計乗っちゃうんだというツッコミは一旦横に置いておき、焦る気持ちを落ち着かせリサーチした内容を確認します。
- 元々の抵抗が強い程、抵抗の波動が弱まるのに時間がかかる
- 食べ物との関係を改善するのには3ヶ月から半年の期間が必要
そうか、まだ抵抗が弱まり始めたばかりだからしょうがないのかもしれない。
そう思って気を取り直して絶対にダイエットしない生活を続けました。
そして2ヶ月目に突入した頃、スパイスカレーと焼き菓子作りにハマります。
知り合いのお店で1日ランチ出店できる機会があり、「人に食べさせる料理に一切の妥協なし」という思いで日夜研究に励みました。2週間ほぼ毎日カレー生活です。
(お陰様でカレー出店は大変好評を頂き、素敵な人ともたくさん知り合えて出店自体は最高でした!)
カレー出店無事完売しました✌️✨
・10種のスパイスのチキンカレー
・四角豆とココナッツの南インド風
・紫玉ねぎのアチャール
・自家製豆乳ヨーグルト pic.twitter.com/uNEg9iSPOZ— 藤本 千愛 (@chiefu___) October 23, 2022
焼き菓子作りは小学生の時から好きだったのですが、ダイエットとの両立ができないからと封印した趣味の一つです。
なぜ封印したか?作った分全部食べてしまうからです…!
本当にこれで大丈夫でしょうか?という脳内ツッコミが入ると、大食い女子の動画を見たり飲食店経営でカレーやお菓子を作っているけど痩せている方を探したりして、マインドコントロールを試みました。
私もギャル曽根みたいに好き放題食べて太らなかったらどんなに幸せだろうかと。
でも、次第に違和感も…。
私は本当にこんなにたくさんラーメンやパスタや寿司を食べまくりたいのだろうか?
何だか見ているだけでお腹いっぱいになってきます。あの細い身体のどこにこんなに大量の食べ物が吸い込まれていくのでしょうか。すごすぎます。
何だか不安が顔を出してきましたが、ここまでくると半ば意地になって「食べすぎても気持ち次第で何とかなるんだから大丈夫!!」というポジティブを通り越しアグレッシブな気持ちで食事に挑むようになります。
果たして何と戦っていたのでしょうか。
そうです、「こんな生活じゃ太る」という信念と戦っていたんです。
もはや、ダイエットを頑張らないというダイエットをめっちゃ頑張ってる状態だったのです。
ダイエットを頑張らないというダイエットを頑張ってしまった
ということで、好きなものを好きなだけ食べて気持ちでダイエットできるのかというチャレンジは2ヶ月で5kg増という結果に。
お酒を飲んだ時の「翌朝コンディションが良く無いからやめよう」という身体の感覚を大切にする姿勢が他でも働けばこんなことにはならなかったと思うのですが、食べ物に関する愛と憎しみが強すぎて私には無理でした。
何も健康的な習慣まで止めることなかったのではという声が聞こえてきそうですが、石橋は叩き壊して川を渡るスタイルの私です。
妹には「ちーねぇが地雷踏みまくるから私は安全な道を選べる」と言われたことがあります。我が妹ながら懸命な判断です。
私の真似を絶対にしないでください!という悪いお手本として、逆に参考にしてください…という気持ちで冷や汗をかきながら執筆しています。
どうか皆さんは安全な道を健やかに歩んで行ってください…!
心地よい型はオーダーメイド
今回の一連の流れを全て振り返って思うのは
「本当の本当の本当は、どう思ってるの?」
という自分の信念を見誤らないようにするのって難しいんだなと。自分が苦手なトピックに関しては尚更、ということです。
一見食べ物から解放されたようでいて、むしろ不自由になっていたのだと思います。
ダイエットにストイックになりすぎた時は自分の食べたい気持ちを無視し続けて挫折するというパターンでしたが、今回は食べたくないけど好きだから食べ続けるという、食べたくない気持ちを無視していたのだなと気づきました。
でもこれって、実は日常的にも起こっていませんか?
お腹いっぱいだけど目に入ったからついつい食べてしまうとか、
誰かの残り物を捨てるのはもったいないからと思って食べてしまうとか、
むしゃくしゃしたから手当たり次第に食べてしまうとか。
本当の本当の本当は、身体は・心は、どう思っているのか?
これが上手な人って天然で存在するのですが、それも言わば才能です。
ダンスが上手いとか、計算が得意とか、走るのが早いとか、そんなイメージ。持って生まれたその人の資質だと思います。
では私のように、それが苦手な人が上手に食べ物を選ぶにはどうしたら良いのか?
そんな時にある程度の制限というか枠組みというか、一種の“型”のようなものとして、栄養の知識がとても有効なのだと思います。
栄養の知識を身につけて、その上で身体と心が喜ぶ食べ物を賢く選択していく。型の中で選んでいく自由です。
そして、個々に理想とする体型やライフスタイルや価値観が違うので、自分の心地よい状態にその型を調整していく必要があります。
その3つが調和すると努力を努力と感じずに、楽しみながら継続していくことができるようになり、心地よい習慣としてその人の一生の財産になっていくのではないでしょうか。
型にはめてしまうのは良くないのではないか?という葛藤ですが、型があることで調和が生まれるのだと気づき、やっぱり栄養学の知識ってものすごく価値あるものだと確信できました。
2週間カレー三昧とか、好きなだけお菓子食べ放題とか、最初は喜びの方が優っていましたが、どんなに美味しくても好きでも次第に飽きてきます。
適量でやめておけば「美味しかった」で終われますが、食べ過ぎれば満腹すぎて苦しくなったり翌日以降の胃腸の調子に響きます。
徹底的な無秩序を経験したことで、私には私にぴったりなオーダーメイドの型が必要で、型があるからこそ自由があるのだと思いました。
やっぱり完全なフリースタイルは難しい快に流されやすい人間なので、思考と感覚の両輪で健康的な身体づくりをしていこうと身の引き締まる思いでおります。(本当に引き締めたい)
おまけ: メンタル的な変化について
以前は体重が増えるとさながら黒髪になったハウルのように「痩せてないと生きてる意味がない…」としょぼくれていたのですが、今回こんな風にブログのネタにできるだけのポジティブマインドが育ってきたことに我ながら驚いています。
この辺りは気分の良い思考を選ぶという引き寄せの基本が生きているように思います。
なので今回のチャレンジの結果は引き寄せを否定するものではなく、信念が変わっていないのに無理するもんじゃないという教訓です。
むしろ信念通りの結果を引き寄せていますからね。
そしてポジティブマインドが育った理由の一つとして、夏にインナーチャイルドヒーリングを頑張った甲斐があったのかなと思っています。
実はインナーチャイルドヒーリングもいる派・いらない派で別れるんですよね〜。個人の好みだとは思うのですが。これに関してはまた別の記事に…
ではでは今後もこんな成功体験や失敗体験をシェアしていきたいと思いますので引き続き見て頂けたら幸いです。
最後までお付き合いくださった皆さま、ありがとうございました☺️
誰かの気づきになれたら嬉しいです!